心の愛 - I just taked pictures to tell I love you.-

 彼の名前は武田潤一。私立きらめき高校2年生。その日は同級生の美樹原愛と一緒に、遊園地にやってきた。
 愛は子供っぽい外見だが、かわいくて性格もいい。しかし、内気で傷つきやすく、男とほとんど話せなかった。だから、男と打ち解けたのは潤一が初めてだった。 
「あの…面白かったですね」
 お化け屋敷から、二人は出てきた。愛の目はいきいきと輝いている。
「うん、面白かったね。こういうの好きなの?」
「はい、私、お化けとか、ホラー映画とか大好きなんです」
「そっか、美樹原さんって、肝が座ってるんだね」
 そう言って、潤一はしまった、変な言い方したかなと思ったが、愛は頬を染めて、
「あ、ありがとうございます…うれしい…」
 好意的に受け取ってくれたようだ。
「じゃあ、次は絶叫マシン行こうか」
「え、あ、はい…」
 二人は絶叫マシン『ビビール』の前にやってきた。すでに長蛇の列ができていた。
「じゃ並ぼう」
「は、はい…」
 二人が並んだ列の脇には、『約15分待ちとなります』という看板が置いてあった。
「15分か、けっこう待つね。できたばかりで、人気あるもんね」
「そ、そうですね」
 待ち時間の間、愛が退屈しないように、潤一はいろいろな話題をふった。
「この前ここで、TVのロケやってたよ。なんの番組か忘れたけど、『男の方が怖がりって本当?』ってテーマで、実験やったんだよ。高校生の男女40人、このビビールに乗せて実験したんだ」
 愛は興味深そうに聞いている。
「その結果は、どうだったんですか?」
「うん、男子のほうが心拍数の上がりかたが大きくて、最高値の185回を記録したのも男子だったんだ」
「えー、そうなんですか。意外ですね。でもどうしてなんですか?」
「それはね…」
 うっかり言葉を飲み込んだ。男は恐怖を感じると、睾丸が縮み上がる、男は睾丸がある分、怖さに対する反応器官が多いんだ、と言おうとしてやめた。こんな説明をしたら、嫌がるに決まっている。
「ま、まあ最近は女が強くなってきたって言うからね。環境ホルモンとかなんとか言ってるけど、俺はそんなの関係ない…と思うよ」
 うまく言葉を選んでごまかした。愛も納得したようだ。
「私も強く…なれるんでしょうか…」
「なれるさ。気にすることないよ」
 潤一のやさしい言葉に、愛は頬を染める。
・ ・ ・ ・ ・
 いよいよ2人の乗ったマシンが動き出した。
「うわーっ!すげーっ!」
 潤一が歓喜の声を上げる横で、愛は悲鳴を上げる。
「きゃあああーっ!!きゃあああああーっ!!」
「こりゃーたまらんっ!」
「いやあああーっ!いや、いやあああーっ!!」
「うぷぷぷ…」
「あっ、ああっ、あああああーっ!!」
 マシンは止まった。これで終わりのようだ。安全ベルトが上に上がった。
「いやーよかったよかった…」
 潤一は立ち上がった。しかし愛は顔を伏せたまま動かない。
「美樹原さん、終わったよ、降りよう。…どうしたの?」
 見ると、愛が泣いている。
…あれ?美樹原さん、怖いの平気じゃなかったの?
「あ、じゃあ、俺が手貸してあげるから、つかまって」
 そういって手を延ばしたとき、彼女の足下が目に入った。
…え?濡れてる…?
「ぐすっ、ぐすっ、ううっ、うっ…」
 愛の靴下がぐっしょり濡れていた。
「あー!あそこの女もらしたーっ!」
「やだー!みっともなーい!」
「きったねーっ!」
 周りから冷笑の声が上がる。潤一に手を引かれて、泣きながらマシンを降りた愛にさらに順番待ちの連中や、集まってきたヤジ馬からヤジが飛んでくる。
「カレシも大変ねー、おもらしする彼女持つとさー」
「あそこの座席はやだよ、きたねーもん」
 潤一はものすごい形相で連中をにらむと、大声で怒鳴った。
「こらーっ!!見るなー!!あっち行けーっ!!」
 鉄骨が震えるほどの大声に、ヤジ馬はたちまち退散した。順番待ちの連中もみんな黙った。
「さ、いこうか」
「は、はい…」
 潤一は愛をかかえるようにして、遊園地の事務所へと連れていった。
・ ・ ・ ・ ・ ・
 事務所でドライヤーを借りて乾かしたので、しみはほとんど目立たなくなった。
 しかし、愛は泣きやまない。
「ごめんよ、無理に誘わなければよかったな。怖いものが好きなら、こういうのもいいかなって思ったんだけど・・・怖いっていっても種類が違うよね」
「…ごめんなさい…私…お手洗いに行きたいって言えなくて…こんなみっともないことして…武田さんにまで恥をかかせて…」
 もう、完全に嫌われた。そう思った愛は走り去ろうとしたが、腕を潤一につかまれた。
「待ってくれよ!」
 愛はおそるおそる顔を潤一に向けた。
「武田さん…怒ってないんですか?」
「怒ってなんかないよ。だから、気にしないで」
 潤一の優しい目を見て、愛は少し落ち着いた。
「ねえ、俺の家ここから近いからさ、よかったら来ない?親は夜遅くまで帰ってこないから大丈夫だよ」
 意外な申し出に愛は驚く。
「え、は、はい、ぜひ…」
 愛は素直に申し出に応じた。
・ ・ ・ ・ ・ ・
 愛は潤一の部屋に通された。
「あれは、小学校3年の時でした。教室で授業中におもらしして…以来、ずっとそのことで男の子にいじめられて…中学でもっといじめられて、それで受験のとき、誰も受ける人がいなかったきらめき高校を受けたんです。それで、高校に入ってから、そこそこ友達もできました。でも…男の子が怖いのは治らなくて…」
 潤一に心を全て許した愛は、思いきって打ち明けた。
「だから男と口がきけなかったのか」
「はい…だから、武田さんに声をかけられたときも…初めは怖かったんです…」
 半泣き顔で、愛は話した。
「じゃ、俺も秘密を話すよ。美樹原さんだけにしゃべらせるのはずるいからね。聞いてくれるかい?」
 愛は黙ってうなずいた。
「実は俺…小さい女の子に興味があるんだ。ロリコンってやつかな?だから小学生の女の子に興奮するんだ」
 その言葉に愛は驚いた。
「だから、美樹原さんのことが気になって、声かけたんだ。でも、好きだという気持ちはほんとだよ」
 好きだと言ったのに気付かないまま、潤一は話し続ける。
「これを見てくれ」
 そういってタンスを開けると、なんと、女の子向けアニメのヒロインが着るコスチュームがぶら下がっていた。サイズは小学生の女の子に合わせてある。
「これが…俺の趣味なんだ…どう?俺のこと軽蔑したかい?」
「そ、そんなこと…絶対ありません!だって、私…私も…」
「美樹原さん…いや、愛…好きだよ」
「う、うれしい…」
 愛は信じられないくらいうれしくて泣き出した。潤一は思いきり愛を抱きしめた。
「武田さん…す…好き…です…」
「愛…」
 二人はそっとキスをした。
「じゃあ、この服着てみてくれるかい?」
「は…はい…喜んで…」
「じゃあ、どれ着る?」
「う〜んと…あ、これかわいい!これにします」
 愛が手に取ったのは、セーラームーンの服だった。
「じゃあ、向こう向いてるから、着替えて」
「はい…」
 愛は服を脱ぎはじめた。
・ ・ ・ ・ ・
「どうですか…?やっぱり変ですか?」
 セーラームーンの格好になった愛に、潤一は激しく欲情するのを抑えていた。
「じゃあ、決めポーズやってくれるかな?」
「は、はい…つ、月に…か、代わって…おしおきよっ!」
 愛は恥ずかしそうに、決め台詞を言う。
「かわいいよ、愛」
 いきなりかわいいと言われて、愛は恥ずかしそうにうつむいた。
「写真、撮っていい?」
 そう言って、潤一はデジタルカメラを取り出した。
「あれ?普通のカメラと違いますね」
 愛は不思議そうな目でデジカメを見た。
「これはただのカメラじゃないんだ。デジタルカメラっていって、パソコン用の画像を作るためのカメラだよ」
「そうなんですか…」
「じゃあ撮るよ」
 そう言って、デジカメで撮影を始めた。
「はい、笑って」
 愛は自然に、本当の笑顔を見せた。
・ ・ ・ ・ ・ ・


 しゃがんだり、体育座りをさせたり、いろいろなポーズで撮影した。その度に、股の部分が黄色に染まったパンツが見える。潤一は沸き上がる欲情をもう抑えることができなかった。
「愛…いいかい?」
 潤一は再び愛を抱き締めた。
「は…はい…」
 潤一が何をしようとしているのか、全てを察した愛は、消え入りそうな声で返事をする。その声を聞いた潤一は、愛のスカートをたくし上げた。
「俺…ずっと愛にいたずらしたい、と思ってたんだ…。パンツ脱がしたり、裸にしたりして…」
「私…武田さんになら、何されてもいい…」
 潮のにおいが鼻をついた。くんくんと音を立てて、潤一は愛のパンツのにおいをかいだ。
「武田さん…ああっ…」
 愛は嫌がらなかった。身体の力がだんだん抜けていく。
「ああん…ふうん…」
 潤一は愛の割れ目をパンツの上からいじった。
「ああっ、あっ、いい…」
 電流が愛の身体を突き抜ける。
「気持ちいい?」
「は…はい…すっごくいいです…」
 愛のパンツは、おしっことは別の液体で濡れ始めた。
「ふああ、あふん、あっ…あああ」
 愛は頬を紅潮させ、よだれをたらしながら快感に身をゆだねている。もっともっと、いじってほしい。
「気持ち…いい…もっと…ああっ」
 潤一の指の動きが速くなる。愛の中に何かが込み上げてきた。
「あっ…ああああっ…あっ…」
 弾けるような感覚が一気に駆け抜ける。愛はがくがくと震えた。
「はあ、はあ、はあ…」
 愛は息を切らせている。潤一はゆっくりと愛のパンツを下ろしていった。愛は抵抗しない。パンツを脚から抜き取ると、赤くなった割れ目が目に飛び込んできた。毛は生えていない。潤一は自分のズボンとパンツを下ろし、固くなった棒を取り出した。まともにそれを見た愛は、顔を手でおおってしまった。
「いくよ…」
 愛は目を閉じて黙っていた。棒が愛の割れ目に突き刺さる。
「んんっ!」
 形容できない奇妙な感覚が愛の中に走った。が、その直後、猛烈な痛みが愛を襲う。
「痛い!」
 潤一はもっと深く入れようとした。だが、
「痛い!痛いよう!いやあっ、痛あ…」
 愛は焼けるような痛さに身をよじらせ、泣き出してしまった。潤一は棒をあわてて抜いた。
「ごめん、痛かった?」
「…ごめんなさい…痛くて…我慢できなかったんです…」
 愛は泣きながら謝った。
「じゃあ、今日はやめよう。その代わり…口でしてくれるかな?」
「は…はい…」
 言われるままに、愛は潤一の棒を口にくわえこんだ。変な味がした。
「なめたり、吸ったり、こすったりしてみて」
 懸命に先端を吸い上げ、棒の胴を手でこする。あたりまえのことだが、お世辞にも初体験の愛の行為はうまくない。でも、そんなことは二人にはどうでもいい。愛がしているというだけで、潤一は気持ちよく、かつうれしい。
「むぐ、ちゅっ…ちゅちゅっ」
 愛は潤一の棒に、しがみつくように行為を続ける。そうしないと、離れていってしまいそうだったからだ。
「ああ…気持ちいいよ…最高だよ、愛…」
 愛はうれしくて、涙を流しながら棒を吸い続け、こすり続ける。
「ううっ、いい、いいよ、愛」
 潤一の中に大波が押し寄せてくる。もう耐えきれない。
「出すよ、愛…ううっ!」
 吹き出した液を、吐き出しそうになるのを耐えて必死に愛は飲み込んだ。
「好きだよ…愛…」
「武田さん…好きです…」
 二人は再びキスをした。
・ ・ ・ ・ ・
 それから、二人はクラス公認のカップルになった。しかし、彼氏と彼女というよりは、まるでお兄ちゃんと妹だ、とみんな思っている。恋人同士に見られるのは、まだ時間がかかりそうだ。
 さてある日、再び潤一の部屋。
「武田さん、今日のコスチュームは何ですか?」
「これだよ」
 そう言って取り出したのはカードキャプターさくらの服だった。ひらひらのリボンが付いている。
「わー、かわいい」
「じゃ脱ごうね」
「はい!」
 愛は制服を脱ぎはじめた。
 
 おしまい


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